吹き抜けの二階部分をオープンにするか窓にするか

建具、床材関連
スポンサーリンク

わが家のリビングには贅沢にも約13.5帖の広さの吹き抜けがあります。

この吹き抜けの2階部分をどのようにするか迷った末、我が家の場合はオープンにはせず、壁と室内窓で仕切るという選択をしました

吹き抜けの2階スペースを仕切ったわが家の吹き抜け部分、2階部分のご紹介と、なぜ吹き抜けの2階部分をオープンにしなかったかの理由をご紹介したいと思います。

スポンサーリンク

わが家のリビングの吹き抜け1階部分のご紹介

キッチン側からの写真になります。リビングダイニングの部分の約13.5帖のスペースが上まで吹き抜けています。

わが家は木造2階建てで、耐震等級3を取得するために、大きな梁と隅の火打ち梁は必要だったので、見栄えとかどうかな~と建築中は不安だったのですが、逆にこれのおかげで自然な感じが増されていい感じかなと思っています。

これだけ吹き抜けが広いおかげで開放感は抜群で、とても気分良く過ごすことができています。

吹き抜け2階部分のご紹介

リクシルの室内窓を3つ並べて設置しています。

下からのぞいてみるとそんなに大きな窓に見えない感じですが、室内窓1つ1つのサイズは横幅78cm、高さ約112cmで、近づいて見るとかなり大きい窓といった印象です。

床から室内窓までの高さは110cmにしてもらい、子どもが簡単に届く高さではありません。

このように閉めることもできます。

簡易的ではありますが、鍵も付いているので、鍵を掛けて簡単に開かないようにすることもできます。

閉めた様子をリビングから見るとこんな感じです。

吹き抜け2階部分をオープンにしなかった理由

わが家がこの吹き抜け2階部分をオープンにしなかった理由をご紹介します。

冷暖房効率が悪くなることに心配があった

わが家の1階のリビングはパントリー、キッチン約23帖、和室と縁側部分を入れると約31帖あります。ただでさえ広い空間にさらに13.5帖が吹き抜けると約44.5帖のスペースの冷暖房が必要になります。その上さらに2階の吹き抜けがオープンであれば2階の廊下やホールなどの部分も一緒に冷暖房を行う必要があり、エアコンの効きと燃費が悪くなる心配がかなりありました。

いくら最近の家の気密性は高いとはいえ、木造でそんなことをしたらエアコンの電気代で私ら夫婦は死んでしまうのではないかと思いました笑。

2階までの匂いと音に心配があった

2階をオープンにするということは、2階に音や匂いが上がります。いくらシーリングファンを回しているとはいえ、それは避けられないと思っていました。特に吹き抜けを作った家庭では音が響くということが結構言われていましたので、完全オープンにしたら落ち着かなくなるのではないかと感じていました。

子どもの転落の危険性への配慮

家を設計している段階では子供はまだ0歳でした。2階の吹き抜けがオープンになっているのは見た目は素敵ですが、子どもを育てる感覚からは、危険しか感じませんでした。腰壁を作ることは当然だとしても、むしろ上がろうとする楽しみを覚えて、転落に繋がる危険性もあるのではないかと思っていました。

1階で完結する間取りであり、2階と空間がつながることにあまり魅力が無かった

贅沢にも我が家では1階に寝室を作れたので、夫婦が2階に上がる機会がほとんど無さそうだったので、2階を見上げることや、2階からリビングを見下ろすことなどに特に魅力を感じていませんでした。物ごころのついた子どもがたくさんいるなど、2階を使う機会が多ければ考え方は変わっていた可能性はあると思います。

吹き抜け2階部分に室内窓を付けて感じるメリット

室内窓ははっきり言ってメリットしか感じていません。

ぜなら吹き抜けをオープンにすることもクローズにすることもできるからです

当たり前のことですが、これがとても重要なんですよ~。

室内窓があるとオープンにすることも、クローズにすることもできますが、室内窓が無ければ、クローズにすることができません。逆に、室内も何もなく壁にした場合は、オープンにすることもできません。

この差がどれだけ大きいことか。

室内窓を取り付けたおかげで、上述した冷暖房効率への懸念も、音と匂いへの配慮も全く気にすることが無くなりました。

魚をオーブンで焼いたときはさすがにリビングに匂いが充満したため、すかさず2階の室内窓を閉めて2階に被害を出すことなく難を逃れました笑。

転落の危険性に関しては2歳になった子どもは現状2階に上がることが無いので、今のところ分かりませんが、少なくとも今の段階で届く高さではないので心配はありません。

2階部分が室内窓ではなく腰壁などでオープンであれば、今以上に開放感は勿論あったと思いますが、我が家の場合はこの室内窓オープンの状況で十分に満足した開放感が得られています。

2階室内窓の普段の状況(現状)

冷暖房効率が悪くなることを心配して2階室内窓は普段は閉めることが多いのかと思いきや、思いのほか2階エアコンと吹き抜けシーリングファンの相性が良くて、ほぼ常にオープンになっています。

室内窓を閉めるのは魚を焼くときくらいかな?

2階ホールに設置した8帖用のエアコンの風がまっすぐシーリングファンの方に向かう位置なので、そのまま下向きに動かしているシーリングファンの力で2階エアコンの風がリビングに向かい、結果的に2階と1階リビングどちらにも冷房・暖房が送れています。

赤い矢印がエアコンの風の流れのつもりですw

夏も冬もシーリングファンの羽は下向きになるように全力で回しています。

夏場はドライ運転で冷たい風が上から降りてきますし、冬場は暖房運転で暖かい風を下に降ろしてくれます。

真夏の暑いときや人が多く来たときはさすがに1階リビングは暑くなるので、そういう時はリビングの29畳用の最大サイズのエアコンをつけますが、普段家族で過ごす分にはシーリングファンと2階ホールの8畳用のエアコンで思いのほか十分でした。

➡8月末現在、最近の暑さでは2階ホールの8畳用エアコンと、和室の6畳用エアコンでリビングの温度が25~26度前後で良い感じになることがわかりました。リビングの大きなエアコンはしばらく使っていません。

室内窓はいつも全開なのでじゃあ室内窓じゃなくて2階ホールは壁で仕切らずオープンでも冷暖房効率は変わらないのかもしれないのかな?とも思いますが、室内窓という限られた解放スペースがエアコンの風を送るのにちょうどいい感じなんじゃないかな?とも思います。こればかりはわからないのであくまで予想ですが。

いずれにしても冷暖房効率だけを気にして室内窓を選択するのではなく、子どもの安全性や開放感など、得られるメリットとデメリットを比べて満足のいく選択をすればあまり後悔することは無いかと思います。

わが家としては結果として室内窓は大体オープンですが、見た目的にも冷暖房効率的にも、閉めたくなったら閉められるという点でもかなり満足していますので、こんな記事ですが参考になりましたら幸いです。

シーリングファンについてですが作成した動画ありますので、ご紹介したいと思います。

[注文住宅]シーリングファンの設置は○○に要注意、後悔しないためのポイント

他の動画、記事もご覧いただけたら幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

コメント