わが家では新築後に3か所の収納の棚をDIYしました。
まず土間収納の棚。
次にパントリーの収納用の棚。
そして脱衣所の収納用の棚です。
この脱衣所も下地を入れることはしていなかったのですが、今回は土間収納ともパントリーとも違い、壁に穴を開けない方法で収納棚を作りましたので賃貸住宅に住んでいる方にも参考になればと思います。
DIY前の脱衣所のご紹介
脱衣所は2畳の広さで、向かって左側がお風呂、右側が洗面所です。
写真後ろ側は扉です。つまり3方向が扉なので、収納棚を作る場所はこの洗濯機が置かれる場所に限られます。
写真では洗濯機がありませんが、洗濯機と窓、あと上の方に洗面室暖房機がついていますので、これらを避けた形で棚を作る必要があります。
かなり制約はありますが、脱衣所に収納棚があると絶対に便利だと思ったので、やっぱり作ることに決めました。
脱衣所の収納の棚DIYに使用した物
土間収納、パントリーのDIYをした時とほぼ同様の物を使用していますので、一部コピペさせていただきます。
①マキタのインパクトドライバ
わが家では一戸前のTD171というインパクトドライバを使用していますが、 こちらが最新でしたのでこちらを貼り付けます。
ユメオのように形から入る人にはもってこいですが、どう考えてもオーバースペックです。笑
こちらのモデルは6.0Ahのバッテリーが2つ付属しているので、DIYが好きで、今後マキタにお世話になろうっていう人には導入として一番良い気がします。(マキタ沼の入り口です)
と、ご紹介していますが脱衣所のDIYくらいでしたら普通のドライバーでも十分だと思います。
②ディアウォール2セット
脱衣所ではアパート時代から余っていたディアウォールを活用することにしました。
ディアウォールというのはツーバイフォー(2×4)材にはめ込むことで、ツーバイフォー材が天井と床の間で突っ張り棒の役割を果たすことができるアイテムです。賃貸住宅など壁に穴を開けたくない場合にめちゃくちゃ使えます。
同様の商品にラブリコなどもあります。見た目の違いと考えて、好みの物を使用すると良いと思います。
③ツーバイフォー(2×4)材を2本
ツーバイフォー材はアパート時代からの転用です。ビバホームで買った当時から色が塗られているちょっとおしゃれさんのタイプを使用しています。(写真なし)
④棚板(幅180mmの杉の無垢材)ホームセンターで購入
土間収納やパントリーは暑さ25mmで強度のありそうなパインの集成材を使用しましたが、脱衣室では軽くて薄い杉を使用しました。厚さ約10mm。
杉材を使用した理由は幅約170mmを真ん中の支え無しでつける必要があったので、棚板自体を重くしたくなかったためです。
あとは杉は柔らかい材なので吸湿性に長けており、湿気やすい脱衣所にはもってこいの材だと思ったからです。そしてわが家では1階の大部分の床板を無垢の杉材にしていることと、杉材の臭いが気に入ったことも理由です。
⑤ロイヤルのチャンネルサポート 1200mm2本
棚をつけるための柱の部材です。
大体のホームセンターで取り扱っていて、サイズ違いである程度売っていると思います。
チャンネルサポートには2種類の高さがあることに注意!
ロイヤルのチャンネルサポートには、立ち上がりの高さが11mm(ASF-1、AWF-5)と14mm(ASF-10、AWF-15)と2種類があります。(厳密には12mmや14mm、15mmもありますが、多分ホームセンターではあまり見ない)後から追加で買い足したりして、ユメオは全然気づかずに高さを間違って購入したので、注意が必要です。
この脱衣所の収納棚には1200mmを2本使用しました。
脱衣所では2本とも穴がダブルのタイプではなくシングルのタイプを使用しています。
⑥ロイヤル ブラケット 4本
こちらはチャンネルサポート(棚柱)に棚板を付けるためのブラケットです。
リンクは約25cmの奥行きのあるブラケットなのですが、脱衣所の棚板は奥行き18cm程度にしたので、15cmのタイプを使用しています。付けたい棚板の奥行きに合わせて購入します。奥行きに合わせて使用したほうが安定性が高くなります。
⑦ネジ
チャンネルサポートの固定用にこんなネジがあります。
ユメオはホームセンターでは見つけられなくて似たようなものを使いましたが、チャンネルサポート用にねじの頭が小さく作られているので、本来はこちらの方がおすすめのようです。チャンネルサポートにねじの頭が出てくると、その部分に棚板が上手くハマらない現象が起きますので、確かにこちらを使った方が無難かもしれません。
棚板用のネジは棚板の厚さに合わせて購入します。
⑧その他
マキタ ランダムオービットサンダ
棚板のやすり掛け用に購入しました。こちらは全然必須ではないです。我が家では買ってしまいました。
棚板がサラサラになるので、めちゃくちゃ気持ちよくなります。ユメオのような素人には普通に紙やすりで十分だと思いますが、あると楽でした。
後はメジャーとか定規があると良いです。形から入るユメオは評価の良いこちらを使用しています。
シンワ測定の完全スコヤとL字型の定規です。
脱衣所の収納用の棚のDIY方法
文字ばっかりでわかりづらいので、先に完成形の写真がこちらです。
まずディアウォールを取り付けたツーバイフォー材をまっすぐ2本、左右の位置を合わせて立てることから始めます。作業中の写真が無くて申し訳ないのですが、両サイドとも奥と左右の壁にくっつく位置に付けました。
ツーバイフォー材が立ったら、後は左右のツーバイフォー材に高さが同じになるようにロイヤルのチャンネルサポートを取り付けます。
棚板をホームセンターでカットしてきている場合は、棚板がハマる位置を考えてチャンネルサポートの位置を調節します。(棚板を思ったよりも短く切っていた場合、チャンネルサポートを両サイドギリギリにつけると棚板が届かなくなる可能性あり)←その場合はツーバイフォー材の位置変更で何とでもなります。
チャンネルサポートの位置に合わせて、ブラケットを棚板に取り付けます。(この作業は3か所もDIYをやると結構得意になります。)
後は棚板を好みの高さの位置に取り付けて完成です。(なぜ撮ったかわからない写真)
完成形の写真をもう一度
写真でわかるように、ディアウォールで取り付けることにしたので、真ん中の洗面室暖房機がある部分には柱が付けられませんでした。
そのため約1.7mの長さの板を両サイドだけで支える形になってしまいましたが、棚板を杉で軽くしたことと、重たいものを置かない工夫で全然問題なく使用することができています。
もともとこの棚には簡単な着替えやタオルを置く想定でしたので、杉材で十分でした。
棚を取り付けて使用し始めてから、ハンガーを掛ける部分が欲しいという要望がありましたので、余っていたパインの集成材を使用してハンガー掛けを作りました。
杉材が薄いので、突き破らないぎりぎりの長さのネジを下からねじ込んでいます。(ハンガーくらいの重さなら余裕)
この脱衣所に作成した収納棚は、ディアウォールとツーバイフォー材を使用していますので、壁に穴を開けていません。
なので、気が変わったら取り外して何もなかったことにできます。
新築後に脱衣所の収納棚をDIYして思ったこと
ちょっとでも収納棚があるとめちゃくちゃ便利
ほんの少しの棚ですが、タオルを置いたり、ハンガーを掛けたりと、ちょっとした使い方ができて、作って良かったと思います。
個人的には杉の無垢材が好きなので、棚板の見た目も結構気に入っています。ただ、アパートからの使いまわしの目立つ茶色いツーバイフォー材はおしゃれかどうか不明ですが・・苦笑。
自分好みに棚が作れる、アレンジができる
自分で作った棚なので、作り方もわかりますし、思い立った時に好きなように形が変えられます。
脱衣所はハンガーをすぐに付けましたが、自分で作ったものなので後から自分で好きなようにアレンジが気兼ねなくできます。
もちろん大工さんが付けてくれたやつを自分で外すのも全然アリだと思いますが、自分でやったからこそわかることも多いと思いますし、ほとんどの人はプロが付けてくれたものを外そうとか穴開けようとか思わない気がするんですよね。
もちろん外したり変更することがないように大工さんに付けてもらっていたら一番ベストだと思います。
そして何といっても今回はディアウォールを使用して壁に穴を開けていないので、いくらでも取り外しや付け替えることができます。
引越し直後に必要な棚の場合は作成する時間があるかも考えて
わが家では土間収納の棚、パントリーの棚、脱衣室の棚を全てDIYで取りつけました。
これは節約のためではなく、何となく自分でつけて見たかったからというのと、実際のサイズ感が全くイメージできなかったので、後で自分でやればいいと思ったからです。
ただ、何分素人なので、棚づくりは思った以上に時間が掛かりました。3か所全部で2日くらいかな?
早く棚づくりをしないと、引っ越し後に荷物がたくさんで早く荷解きをしたいのに、棚(収納場所)がないから片付かない!
そんな状況になります。実際になりました。笑
丁度比較的長く休暇が取れたのでできましたが、仕事が忙しい方にはDIYはあまりお勧めしません。
棚作りは事前にサイズや使い方を想像してプロに任せるのが楽
こんな記事を書いておいてですが、実際に素人がDIYで棚を付けようとすると、思った以上に面倒・大変だと思います。ユメオとしてはスキルアップにもなりましたし、失敗から学べることも沢山あったので結果的によかったと思いますが、圧倒的に楽なのはやはりプロに任せる方です。面倒くさがりさんには向かないです。(そんな人はDIYなんてやらないと思いますが・・笑)
でもDIYは楽しい!
時間はかかるし、意外と面倒ですが、なんだかんだで自分で思ったように棚が作れるのは楽しいです。
わが家の場合はちょっとずつ工具もそろい、色々と自分でやれることの選択肢が広がっていく楽しみを感じます。
興味のある方は是非DIYやってみましょう~!
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