わが家は贅沢にも広い土地に家を建てることができたため、1階に主寝室を作り、将来足腰が弱っても1階だけで生活が完結できる間取りで設計しました。
実際に1階に主寝室のある自宅で生活してみて1年が経過しましたので、日々感じるメリットデメリットについてまとめてみたいと思います。
1階に寝室ってどうなんだろうという方の参考になれば幸いです。
わが家の間取り
先にわが家の間取りをご紹介したいと思います。
1階の間取り
1階が建坪約30坪の専有面積を占めています。
2階の間取り
2階は建坪約15坪と1階の半分の専有面積となっており、スペースが広く余るので7坪弱のリビングの吹き抜けスペースをとることができました。そのおかげで家自体がかなり大きく見えるという効果(?)があり、ご近所さんには「なんか事務所になってるんでしょ?」と言われました。
では、本題の1階に主寝室を作って生活して感じるメリット、デメリットをご紹介したいと思います。
1階主寝室のメリット
日常的な階段の上り下りが要らない
このブログを書いている時点で我が家は3人家族、子どもがまだ2歳になるところなので1階にリビング、洗面、お風呂、主寝室がある生活では、有り難いことに1階で生活に必要なことは全て完結できています。
2階に上がる必要のあるときは、ユメオがパソコンをいじりに行く時と、後は小屋裏収納に何かを片づけに行きたい時くらいです。
この家に住む前は、玄関を開けたらすぐに2階に上がって2階が生活スペースのアパートに住んでいたので、かなり楽だと感じています。
洗濯物の片付けが楽
洗濯は1階の脱衣室に洗濯機があり、脱衣室内にパナソニックのホシ姫サマを設置していただいています。
ちなみにホシ姫サマは工務店で施主支給を快く受けてくださったので、大きなサイズを設置しましたがポイント還元等も含めて我が家の場合はヤフーショッピングで購入し、5万円台で導入できました。
脱衣室で洗濯が終わったら、そのまま1階主寝室の奥にあるウォークインクローゼットに収納しますので、ここでも階段の上り下りが無く、かなり楽です。
子どもが階段から落下するリスクが少ない
わが家の2階に上がる階段はこんな感じでひな壇階段にしていただいています。悩んだ結果片側には途中まで手すりがありません。しかし、大人が日常的に2階に上がるという動作がないおかげか、子どもも階段に上がろうとしません。
子どもが1歳になる前から住み始めていますが、子どもが階段に上がろうとしたときにすかさず、やんわり、注意をした甲斐もあってか、”階段は近づいてはいけない場所”という認識をもっていそうな感じすらします。
日常的に上り下りの動作が無いおかげで、階段から転落するというリスクを下げることができていると感じます。
子どもを寝かしつけた後にリビングにいても泣き声に気が付ける
リビングの裏側に主寝室があるような間取りなので、子どもを主寝室で寝かしつけた後に、大人がリビングで起きていても、子どもの泣き声に気が付いて駆けつけることができました。
これが2階に寝かせていた場合だったら、自分たちは1階で起きているということは怖くてできなかったと思います。これは建築時は想像もしていませんでしたが、思ったよりもメリットがあったなぁと感じました。
子どもが一人で起きてリビングに来れる
主寝室からリビングまでは近く、段差もないので、1歳4か月くらいからかな?自分で起きてリビングまで来れるようになりました。
夫婦共働きなので、朝準備で忙しい時間に自分で起きて来てくれるわが子はとても頼もしく感じます。自分で起きてきてくれてえらいなぁ~と日々褒めるということもでき、良い相乗効果が生み出せていると勝手に感じています。
来客にも早く反応できる
玄関から主寝室まで階段がないので、主寝室でゴロゴロしていても来客時に早く対応することができます。
主寝室が適度に暗く昼寝がしやすい
北側向きに主寝室の窓を作っているのですが、立地的に影になりやすく、昼間でもいい感じの暗さがあります。
遮光のロールスクリーンを使っているので、本当にかなり真っ暗に近くになります。
仕事がら昼間寝ていたい時もあるので、この暗さは非常に有り難いです。
また、この暗さはポップインアラジン2を昼間使うのに最適な暗さになっています。
昼間からpopIn Aladdin2でPS4経由でマインクラフト中の写真ですが、贅沢にもほどがありますね。
真昼間でもこれだけ鮮明に映し出せるくらい暗くなるので、昼寝や昼間からポップインアラジンをする環境としてはかなり満足しています。
毎日お世話になっているポップインアラジンについて記載した記事はこちらです。
ルンバで他の1階の部屋と一緒に掃除ができる
わが家ではルンバi7+とブラーバm6が掃除の主戦力です。
1階の主寝室なので、1階に基地を置いているルンバとブラーバが他の部屋と一緒にバーッと掃除することができるので、掃除の手間がほとんどなく、助かっています。寝室は埃が溜まりやすいと思うので、掃除が面倒くさくないのは本当に有り難いです。
災害時も早く避難できる
これは他のインターネットサイトからいただいた情報なのですが、確かに2階から降りるという動線を考えると、少し早く外に出られるかなというメリットはあるかと思いました。焦っていて階段から足を踏み外すという危険も避けられますね。
さて、ここまで1階主寝室のメリットをご紹介しましたが、次に1階主寝室にして感じるデメリットに関してもご紹介したいと思います。
1階主寝室のデメリット
寝室で寝ていて生活音が気になるときがある
わが家の夫婦はそれほど音に神経質ではないのですが、それでも1階で寝ていて1階で出る音は通って聞こえやすいかなと思います。
イラストのように外からの音はほとんど気にならない地域なのでそれはありがたいのですが、下記で述べるように自分達で出す音の方に気を遣うかなと思います。
寝静まってからリビングで音を出すことに気を遣う
リビングの裏側が主寝室なので、リビングでテレビを観ていたり、ゲームをして音を出すことに気を遣うかなと思います。
とは言っても、我が家の場合はそれほど神経質ではないので、主寝室で寝ていながらもう一人がポップインアラジンで何かを観ていても寝れてしまうくらいなので、あまり問題は無いんですけどね。
神経質な方の場合で1階に主寝室を作る場合は、生活音が気にならない位置に設計することができれば、不安はかなり解消できると思います。
建築コストが高くなる
一般的に基礎に掛かる金額は大きいと言われており、我が家のように1階に水回りやリビングを含めて主寝室を作るとなると1階の建築面積が広くなるせいで基礎に掛かる金額が高くなります。
その上地盤改良工事が必要な場合は、地盤改良工事に掛かる金額も高くなります。
地盤改良工事を除き、家の建築コストはわが家の場合は坪単価53万円という金額の中に含まれて計算されているので、1階が増えようが2階が増えようが金額は変わらないのですが、もしかしたら全体の値引き額の部分に影響が出た可能性があるなと予想しています。
寝ている間の不審者侵入の不安感
わが家はへんぴな場所にあるので、それほど心配はないのですが、周囲の声が良く聞こえるような町中にあるお宅の場合は、1階で寝ていて聞こえる人の声などが気になり神経質になる方はいるかもしれません。
そういった神経質な方の場合は、2階寝室の方が安心して休める可能性があると思います。
洪水、土砂災害時の危険の可能性
最近記録的な大雨というのが増えている気がしませんか?
わが家の場合はへんぴな場所過ぎて、どちらかというと上で紹介した不審者よりも、土砂災害の危険性の方が気になります。土砂降りが起きた時に崖が崩れてこないかなということが少し気になります。現に市の方から2階に避難するような呼びかけのメールがたまに来るので、その連絡を見ると少しだけですが不安な気持ちになります。
以上、1階主寝室にしたメリット9個とデメリット5個をご紹介しました。
我が家の場合はメリットの方が大きく感じているので、それほどデメリットは気にならないのですが、一応こんなデメリットがあるということも感じていただけたら幸いです。
youtubeの方でも動画でご紹介していますので、もしよろしければこちらもご覧ください。
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