ガゲナウのスチームオーブンレビュー

こだわりのキッチン
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新築したわが家で外構工事を抜いて、一番オプション費用として高かったのがキッチンです。

キッチンの設備の中でもガゲナウのスチームオーブンが一番高い設備でした。

正直全く身の丈に合っていない設備だということは承知しております。

今回はそのガゲナウのスチームオーブンの使用開始後のレビューを行いたいと思います。

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デザインが最高

やっぱりビルトインはとてもすっきりしていていいです!

うちに来たお客さんからは、「えっ、何それ?!オーブン?!」と驚かれます。

もちろん見た目だけではなく機能も優れています。

パネル中央右上のボタンを軽く指でタッチすると扉が自動的に開きます。

静かにガバッと開きます。

何となく優越感を感じる瞬間です。笑

ガラスパネルは3重構造(ガラス2+遮熱板1)となっており、最高温度の230度で調理しようが、外側のガラスパネルを触っても全く熱くありませんので、誤って触れても火傷の心配はありませんでした。

余熱が早い

200Vの電気オーブンに期待していたことですが、やっぱり余熱は体感的にはとても速いと感じました。

実際に時間を測定してみました。

左上に表示されているタイマーは余熱開始後にカウントを始めたものです。

スチーム60%で170度に予熱した際には、約6分で余熱が完了しました。

多少時間のばらつきはありますが、170度であれば、約5分から6分で余熱が完了します。

体感的にはかなり早いと感じました。

次に最高温度の230度の場合です。ピザを焼くとか、パンを焼くときにこの温度にすることがありました。

この場合はスチーム0%、230度の設定で約8分弱で余熱が完了しました。

朝急いでパンを焼いて食べたいときには、ちょっと時間が掛かるかな~という印象です。

とはいえ、オーブンで230度まで8分も掛からないで余熱が完了するのはとても早い方だと思います。

引越す前まではリンナイのガスオーブンを使用していましたが、それと大差ないか、むしろこっちのほうが早いのではないかと感じる印象です。(ガスオーブンの時には余熱時間を図っていなかったので正確な比較ではありません)

でも、これだけの大きなオーブン機器ですので、食パンだけを急いで焼きたい場合は別のオーブンの方が時間的にも電気代的にも効率は良い気がします。

(いや、中もちもちふわふわですごくおいしく焼けるんですけどね!)

ちなみに測定に使用したスチームオーブンのタイマーですが、ガゲナウのIHクッキングヒーターにも同じようにタイマー機能がついています。

調理開始の時間とは関係なく、好きな時にタイマーを開始・ストップができますので、地味にかなり便利です。

例えば調理開始後やこのような余熱開始後にどれくらい時間が経過しているかがわかります。

IH調理やオーブン調理をしていなくても使えるので、普通のタイマーや時計代わりにも使えて地味に便利です。

何となく料理を始める前にカウントを始めていると、自分の調理にどれくらい時間が掛かったのかとかもわかります。(需要があるかどうかは定かではない笑)

もちろんストップウォッチ機能としてではなく、10分とか時間を指定して、10分経過したらアラームで知らせてくれるという、タイマーとしての使い方もできます。

ガゲナウのスチームオーブンはミーレのスチームオーブンとは違って、自動調理機能がありません。

どの調理にどれくらいの時間が掛かるかは、実際のところ手探りで自分で見つけるしかありません。

そのため、ストップウォッチのように調理開始時にスタートボタンを押しておくと、何分で調理が完了出来たかを知ることができので、次回の調理時はその時間でタイマー設定をすれば、丁度よい焼き加減で調理ができるということを知ることができます

機能としてはシンプルでとても使いやすいと感じています。

スチームでめちゃくちゃ美味しい

スチーム調理っていっても、水蒸気拭き掛けてるだけでしょ?みたいな気持ちもありました。

でも食べてみると旨味みたいなものが引き出されているような、感動的な美味しさを感じました。

スーパーで買った冷凍の鮭

スチーム60%、温度220度で余熱。

スチーム調理で一番感動したのは、この分厚い鮭を焼いたときです。

写真では伝わりずらいですが、普通の鮭の1切れの1.5倍から2倍くらい厚みがあります。

一晩冷蔵庫に入れて解凍した状態で焼きました。

スチーム60%、温度220度で余熱したあと、20分焼いたのですが、身がふわっふわで、箸を入れると油とともに水分がじゅわっと出てくる状態でした。

食べたことのない高級な焼き鮭をこんなにも手軽に味わうことができるのかと、夫婦で感動しました。(鮭はスーパーで買った冷凍の1切れ200円)

業務スーパーの冷凍の焼鳥

あとはこの業務スーパーで買った大きめの冷凍の焼鳥も簡単に美味しくなりました。

20本で980円です。(どうでもいい情報)

スチーム60%、170度で余熱。(余熱は約6分で完了)

そこに凍ったままおもむろに並べます。

10分後にはアツアツになりました。もう少し温度を上げて焼き目を付けても良かったかもしれませんが、10分で冷凍状態から中までアツアツふわふわになりました。

余熱を含めると約16分で調理完了でした。(この焼鳥は手の平に入りきらないくらいの結構大きめの串です)

ガゲナウのスチームオーブンの説明を見てみると、

「加熱された水蒸気(加熱水蒸気)の熱伝導率は加熱された乾燥空気の約2倍となるので、調理している食品のすみずみまで熱を素早く伝え調理時間を短くしてくれます。」

と書いてありました。なるほど調理時間が早かったのも納得です。

肉汁アップ。

スチームのおかげで肉がパサつかず、とてもジューシーに仕上がります!

冷凍のまま入れて、塩コショウをするだけでこんなに美味しくなるなんて!

しっかり炭火の味もするし、業務スーパーの冷凍焼鳥恐るべし!

冷凍の焼鳥にハマることになりました。

余談ですが、冷凍の焼鳥は串から外してスープに入れたり色々な調理に使えてめちゃくちゃ便利だということに最近気が付きました。

鳥の塊肉は解凍に時間が掛かりますが、焼鳥サイズならば取り出してすぐに使えますので調理にめちゃくちゃ使えます。

中でもコストコのさくらどりの焼鳥は何かの雑誌で1位の大人気商品でした。

たしかにコストコに売ってるさくらどりはめちゃくちゃ美味しい。

ただちょっと私のような庶民にはお高くて普段使いに手が出しづらいんですよねぇ。

焼きそば調理

よくある市販の安い焼きそばを調理してみました。

余熱はスチーム60%、温度170度です。

天板におもむろに麺を並べます。

写真で見たらわかりやすいと思いますが、麺を三つ入れてもこんなに余裕があります。

ガゲナウの普通のオーブン(76L)の方と比較すると、スチームオーブンは43Lで小さいと感じるかもしれませんが、実際は普通の家庭の調理には十分すぎる大きさです。

麺の上に野菜を乗せて、肉を乗せます。油は入れても入れなくてもたぶん大丈夫です。

スチーム60%、温度170度で6分で調理終了。

ここに市販の焼きそばのソース(粉)を入れて混ぜて完了です。

分厚いニンジンはこの調理時間では少し硬かったですが、キャベツは柔らかくなっていました。

この湿度、温度設定だとどちらかというと蒸し調理に近い感覚だったので、もう少し温度を上げてパリッとさせたかったなぁと思いました。

この焼きそばは、フライパンで作った方が美味しかった!笑

でも、この天板1枚で3食の焼きそばが余裕で作れてしまうので、多分倍量でもいけそう。

大人数の調理をする場合などには、とてもいいかもしれないという可能性を感じました。

プリン 蒸し調理はお手の物

スチーム100%、温度80度で余熱。4分くらいですぐに余熱が終わります。

打倒マーロウのプリン。

20分で調理完了です。

写真では伝わりませんが、とろっとろのプリンが完璧な焼き具合で出来上がりました。

もちろん「す」は一切入っていません!

蒸し器で調理していた時には火加減や温度に悩まされましたが、もう恐れずに蒸し料理をすることができるようになりました。

茶碗蒸し

煮物の余りを使って、茶碗蒸しを作ってみました。

出汁250ml(煮物の残り汁)、溶き卵2個をおもむろに箸で混ぜて、煮物の具をちょこっと入れただけ。

スチーム100%、温度80度で20分で完成。

※食べかけではありません。

こちらももちろん「す」など一切なし!

完璧な具合でできていました。

こんなに思い立ってすぐ手軽に茶碗蒸しが作れてびっくりしました!

蒸し料理がこんなに簡単にできるのは、ガゲナウのスチームオーブンの本当に素晴らしいところだと思います。

パン 発酵から焼きまで余裕

パン生地ってかわいいですよね。笑

こんな感じで適度に発酵してくれるみたいです。乾燥しないようにほんの少しスチーム掛かってるのかな?

ふわっふわの状態に2次発酵してから180度で30分焼きます。

変な形でしたが、めちゃくちゃふわふわで普通に美味しい食パンができました。

今回の調理はユメオが行ったほんの一例です。

ガゲナウのスチームオーブンは230度までの温度ですが、基本的なオーブン調理は全てできる気がします。それどころか、繊細なスチーム調理まで上手にこなしてくれます。

ピザは高温で短時間の方が美味しく焼けるかもしれませんが、それ以外ならば230度まであれば十分すぎると思います。

焼き方は毎回試行錯誤して、美味しい焼き方を探しています。

皿のまま温め直しもできる

スチーム30%で70度の設定にして皿のままステーキを温めてみました。

ボケボケの写真ですみません。。

70度だと皿はアツアツ、肉もアツアツでしたが、中まで火を通しすぎることもなく温めができました。

スチームを30%かけていたおかげで、乾燥することはなくむしろツヤツヤジューシーなまま。

余談になりますが、ステーキ調理の場合はフライパンで両面強火で焼いたあとにスチーム30%、70度~80度くらいでオーブンに入れて、中心部を好きな火の通し具合まで調理すると完璧な焼き具合にできそうです。

ガゲナウのスチームオーブンには「温め」というボタンもあり、温度は自分で設定しなければいけないのですが、適度な水分を保持したまま温め直しをしてくれる機能があります。

流石に100度以上にしてしまうと皿のまま入れると触れなくなりそうですが、80度とかならばそれほど恐れず茶碗のままご飯も美味しく温め直しができそうです。この機能は今後電子レンジ代わりに使用してレポートしたいと思います。

※ちなみに温度の設定を上げればそのままパンを焼くなどの調理も「温め」機能でできます。

手入れに関して

オーブンで面倒くさいのが手入れだと思います。

片付けは正直苦手で、リンナイのガスオーブンの時は、汚れがこびりついたまま使用していました。

ガゲナウのスチームオーブンの場合は、庫内も天板も全てステンレスです。

しっかり厚みのあるステンレスですので、割とガシガシ清掃できます。

普通に温めたり蒸したりした時には軽く中を拭いてそのままにしておくか、乾燥にして少し動かしています。

こんな風に油が飛び散っている時には天板は手洗いするか食洗器につっこみ、庫内は食器洗いの洗剤とスポンジで拭いた後に洗浄モードという機能を使用してスチームで自動洗浄、その後水分を吹き上げて乾燥としています。

鮭を焼いた後は洗浄直後は魚の油の匂いみたいなものが残りましたが、別の調理をしているうちに消えました。(特に匂いうつりも気になりませんでした)

使用していると少しずつ油が跳ねて黄色っぽく焦げている?部分が出てきてしまうのはある程度仕方がないことだと割り切っていますが、気になる場合には金属のたわしみたいなやつでこすると取れます。

マメに使っていると自然ととれているという情報もあるので、マメに使ってみたいと思います。

スチーム機能があるおかげか、総じてそれほど汚れは気になりません。

スチームオーブン自体が高い機器なのできれいに保ちたいという気持ちも働き、使用後に拭くなど意外とマメにしているからかもしれません。

そして、気に入っているし高い機器なので大事に扱わないといけないという気持ちから、自然と清掃も苦にならないという副次的効果も働いている気はします。

コメント

  1. 肉襦袢肉太郎 より:

    こんにちは!
    Gaggenauスチームオーブンのレビューありがとうございます。
    楽しみに待ってました!

    魚、とても美味しそうです。
    オーブンはスチーム付きのほうが掃除するの楽そうですね。
    我が家も導入したい・・・けど値段のハードル高い・・・でも導入したい・・・

    オーブンは掃除が面倒とおもっているのですが
    スチーム機能は掃除の面からいってもいいですね!

    • yumeo より:

      ご覧いただき、ありがとうございます!
      Gaggenauのスチームオーブンは、食材の旨味を引き出すことができるのか、本当に美味しく仕上がることに夫婦ともども驚いています。
      お手入れに関してはやっぱり、綺麗に保とうと考えると使用後タオルで拭き取ったり、たまに目立つ焦げ付きはスポンジで擦ったりという作業は必要だと感じています。
      それでも、スチームのおかげでが、ガスオーブンの時以上に汚れは目立たないと感じます。
      そして、お高い機器なので綺麗に使いたいと思うのもあってか、今のところ片付けも苦には感じていません。
      本当に値段のハードルは高いですよね・・・。
      我が家はGaggenau東京ショールームで夫婦でスチームオーブンの話を聞いたことで、嫁が乗り気になってくれたことが幸いでした。
      ミーレのショールームに行っていたら、使い勝手の面から嫁の心はミーレになびいていたかも?(でもそっちの方が定価が高い)
      海外ではGaggenauの機器の方が金額も高く評判の方が良さそうでしたので、私としてはこちらを入れられてとても良かったと思っています。
      素敵なキッチンになるよう応援しております!

  2. ティムっちママ より:

    こんにちは!ガゲナウスチームオーブンで検索しこちらに辿り着きました。
    いきなり申し訳ございません。
    リフォームでミーレ、ガゲナウで迷ってます。ミーレは表参道で調理体験はしてきたのですがガゲナウはしておりません。
    キッチンメーカーさんはガゲナウ一推しなのですが自動メニュー等が無いので使いこなせるのかが一番心配でして、、、
    こちらのスチームオーブンがあれば通常のオーブン、電子レンジ等は更に揃えなくても
    足りるでしょうか?YouTube等でもミーレよりガゲナウは情報が少ないので買ってからが心配です。

    • yumeo より:

      コメントをいただき、ありがとうございます!
      見ていただける方がいらして光栄です。
      我が家のモデルは一つ前のモデルなのですが、基本性能は現在のものと大きく変わらないかと思います。
      それを使用していての感想です。

      ガゲナウのスチームオーブンでは自動メニューがありませんが、我が家でだいたい使用するのは100%湿度で100度の野菜などを蒸す使い方か、100%湿度で80度にしてプリンや茶碗蒸し、60%か30%湿度で180〜220度程度でふっくらカリッと焼くような調理(お肉や魚など色々)湿度0%でのお菓子やパン作りくらいです。あとは温め機能もたまに使います。(食材に含まれる水分で温め直しするようなモード)
      モードはシンプルなので逆に使い勝手は良く、使いこなせないことはないかと思います。

      ただ、ガゲナウのスチームオーブンで調理するものは本当に美味しく仕上がるのですが、電子レンジとパン用のトースターは別で使用しています。

      理由としてはちょっとした温めやトーストではやはり電子レンジとトースターの方がコストパフォーマンス的にも、タイムパフォーマンス的にも優れていると思うからです。(我が家が活用しきれてない可能性もちろんあります)
      ガゲナウのスチームオーブンで電子レンジやトースターの代わりのことはもちろんできるのですが、どうしても余熱が必要なので、ちょっとした急ぎの調理には向かないかなと感じます。(電気代も最近高いですし、、苦笑)
      我が家でもミーレと悩んでいた時は、ミーレの方が自動調理が多い分、料理のレパートリーが増えて、使用機会も増えるかな?と思ったりもしましたので、とても悩みますよね。

      少しでも参考になりましたら幸いです。

      • ティムっちママ より:

        こんにちは♪
        お返事ありがとうございました♪お返事遅くなり申し訳ございません。
        とても詳しく教えて頂きとても参考になりました。
        オーブンと一緒に導入したいと考えていたのですが!現在130万くらいなのですね、、、。でもユメオさんのブログを読んで現地価格差があるのに日本ではミーレも変わらないというのも参考にしてます。
        当方地方住民なので故障等も気になります。ユメオさんのレシピも色々アップして貰えると参考にしたいと思います!